今年の全国新酒鑑評会出品酒の酒造りをどうするか。東条産山田錦刈取り直後にその酒造適性を評価し、検討を重ねました。「酵素力価が高く軽い味わいとなる麹造り」「吟醸香を華やかとするための厳格な醪管理」など。原料米に適した多くの技術改良を行い、寒さ厳しい蔵内での手作業に社員一丸となって取り組みました。
そして、金賞受賞！自分たちの醸したお酒が全国レベルで高く評価されることは、お酒の製造担当としてこれ以上の達成感はありません。これからも多くの人に感動していただけるお酒を提供していくために、製造技術の研鑚に努めて参ります。（松竹梅白壁蔵）

本当に旨くてよい酒とはなにか。
酒づくりの初心に戻り、それをかたちにするために、平成13年に神戸・灘の地で白壁蔵として誕生しました。（前身は1954年から酒づくりを続けていた宝酒造灘工場）
昔ながらの手造りの原理を再現した設備と人の手で行う酒造りを融合させ、デリケートな工程からうまれる高品質のお酒を安定した品質でつくっています。
これからも、本当に旨くてよい酒、
「”いい酒”＝米の旨みが感じられる食中酒」をつくり続けていきます。

（金賞＝☆）
※1）令和4年酒造年度全国新酒鑑評会の決審は令和5年5月に行われたため、商品には「令和5年全国新酒鑑評会金賞受賞酒」と表記しています。
※2）令和元酒造年度は、全国新酒鑑評会の決審中止のため金賞選定は行っておりません。

独立行政法人酒類総合研究所と日本酒造組合中央会の共催による全国規模の日本酒の品評会です。明治44年（1911年）に第１回が開催され、現在に至っています。入賞酒のうち、特に成績が優秀と認められたものを「金賞酒」として選定されます。
（令和4酒造年度全国新酒鑑評会では、出品数818点のうち金賞酒は218点となりました。）